Global Microsoft MVP Summit 2011 は本当に楽しかった!

今年の Global MVP Summit は本当に楽しかったです。
朝から一日、製品開発者からのセッションづけで、夜は、連日パーティ。
普段は会えない、いろんな人たちとたっぷりお話ししました。


特に最終日のセーフィコフィールドの貸し切りパーティは、深夜まで行われ、グランドのベースを踏めたり、ベンチを間近で見ることができたりして楽しかったです。
「うわー、来て良かった!!」と、しみじみ思いました。



もちろん、朝から晩までマイクロソフト キャンパスで受けた、製品開発者によるセッションに私は本当にエキサイトしました(時期が時期だけに!)。



これらのセッション情報はすべて NDA で、年々釘打ちが厳しくなっているように思えます(一部ジョークの NDA もありましたが。これもナイショ)。
私は、本来は、MVP Summit に限らず、独自のノウハウや希少なナレッジが含まれているセミナーは、すべて NDA であるべきだと思っています。
そうではないと、逆に情報の希少性に気付かずに、軽んじられたりしますからね。


時々、ブログなどで、受けた技術セミナーのポイントや要点を書いている人をみかけますが、本来は感想のみに留め、具体的な内容はおさえるべきではないでしょうか。
なぜなら、テクニカル ナレッジは、実際に体験した人がノウハウを語ることに意味があるし、技術セッションの内容は、受けた人たちの特典であるべきだからです。
その「特典」は、お金を支払ったり、わざわざ海外まで受けに行ったり、あるいは、その希少な時間を割いて受講に行った人たちのためのものであるべきです。


もちろん、製品紹介セミナー・基調講演など、テクニカルな話でなく、人づてに内容を紹介してもらうことが目的のセミナーもあるので、ここは見極めが必要ですが、技術者ならわかるはずです。


また、「丸うつし」と「それをきっかけに自分が調査したり、研究したこと」とは違います。ブログや記事などを書く際には、前者(二次配布)になっていないかどうかを、アップする前に確認することが大切です(後者でも NDA の範囲が厳しい場合もありますので、曖昧な場合は情報元に確認するのが一番です)。


昔は、技術コミュニティでもコミュニティ リーダーがマナーやモラルをルールとしてはっきり設けていて、コミュニティ組織外の人にも自然とそれが滲透される流れでしたが、最近は、「啓蒙」が優先される風潮があったりするのかな、と、思ったりします。
また、毎年、コミュニティ リーダーは入れ替わっていきますからね。


そんな中、Global MVP Summit に集まるそれぞれのコミュニティリーダー達が「NDA」を意識して、セッション情報やノウハウの希少性を実感するのは、非常に良いことだと思います。


私たちの会社でも、弊社のディープなノウハウが詰まっているテクニカル トレーニングは、すべてコンサルティングのお客様限定にさせていただいているのには、そういった背景があります。
コンサルティングをご依頼いただくお客様は、内容の希少性を理解して下さってるからこそ、お仕事としてご依頼下さってますし、社会人としてのマナーの教育も受けていらっしゃいます。


技術セッションに対する NDA は、スピーカーが自分の情報やナレッジ、ノウハウを隠すことなく、のびのびとセッションを行うためにはとても大事なことです。
どんなセミナー・トレーニングも、基本は、受けに来てくれたお客様のためにあるのです。それは、受ける方も忘れてはなりません。


このように、技術情報が今よりリスペクトされるようになれば、コミュニティへの警戒心も減り、貴重な情報を持っている人たちのモチベーションも高まって、ノウハウのある技術者が、人前で話すことも増えてくるのではないでしょうか。
それによって、技術コミュニティのクオリティが増し、活性化につながれば、嬉しいですよね。


滞在したベルビュー


日々の食事(ランチ)


初日のジャパン ディナー(ラザニアが美味しいイタリア料理店です)


最終日のパーティはセーフィコフィールド!





主催して下さった皆さん、ありがとう!
また行きたいです!!!